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2023.05.29

勲章用の袋を作成しました!

今回は御取引先様から勲章用の袋のご依頼を頂きました!

褒章などで頂いた勲章を入れるための袋ですね、年に数度ご依頼を頂きます。
オーダーの内容は表の生地は紫で裏地を黄色にするというもの。
紫は数種類ありますが、「古代紫」というカラーを採用しております。
中はこんな感じです。
また国から贈られるものなので、「菊の御紋」は必須とのことでした。
菊の御紋、正式名所は「菊花紋章」。
16枚の菊の花(十六弁文様)の紋章で、天皇家や御皇族の家紋になります。
ちなみになぜ天皇家や皇族家の家紋が菊になったかというと、後鳥羽上皇が菊好きだったから(笑)
菊への愛が止まらなかった元祖乙男(オトメン)。
刀や衣服など、様々なものにあしらっていき、最終的に家紋まで菊花にしてしまいました。
ちなみに今回菊花紋は刺繍でのご依頼でしたが、ごく稀に「プリント」でもご依頼頂く場合がございます。
長棟商店ではプリント・刺繍どちらでも対応可能となっております。


↓ちなみにプリントだとこんな感じです。
長棟商店の主力商品は黄袋ですが、こういった叙勲や褒章の為の袋も作成致します!
ちなみに私は「褒章」と「叙勲」がゴチャゴチャになり、最近ではどっちも同じ意味なのではとも思ってきました。
もしご存じない方は意味は違うので下に貼っておきます。
私みたいにゴチャゴチャにしないようにしてくださいね(笑)
「褒章」・・・社会の各分野における優れた行いや業績のある方に勲等を授けること。
「叙勲」・・・国家や公共事業に功労のあった方に勲章を授けること。
黄袋や風呂敷以外にも袋のご相談は長棟商店へ!

2023.05.23

四代 田辺竹雲斎先生の展覧会にいってきました!

 5月21日に現在なんば高島屋で行われている四代・田辺竹雲斎先生の展覧会へ行ってまいりました!

今回のテーマは「守破離」
伝統的手法を用いた作品や、異分野とのコラボレーションした作品、竹雲斎先生の現代アートの作品など様々な作品を見ることが可能です!
特に巨大なオブジェの見ごたえはすごいですよ!

近年竹雲斎先生のテーマである守破離の集大成が28日までなんば高島屋でご覧いただくことが出来ます。
お時間のある方はなんば高島屋6階 美術画廊までお越しください!

竹雲斎先生ご夫婦と社長がパシャリ。

虎竹を用いた作品。生で見ると圧巻です。
作品が壮大すぎて展覧会がスタートしても作成中だそうです。

「循環」がテーマの作品。

先生の作品はすくすく育った竹と間引かれる「朽竹」を融合した作品があります。

■略歴

1973年 大阪府堺市生まれ

1999年 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業

2006年 田辺小竹を襲名

2016年 インスタレーション(フランス国立ギメ美術館)

2017年 四代田辺竹雲斎を襲名

     インスタレーション(メトロポリタン美術館/NY)

2019年 インスタレーション(オドウンパザル近代美術館開館記念展/トルコ)

2021年 アートフェアにて東京史上最大のインスタレーション(東京アートフェア)
2022年 インスタレーション・個展 Gucci並木(東京)
 インスタレーション Casa Loewe Barcelona (ロエベバルセロナ/スペイン)

四代・田辺竹雲斎 HP

2023.05.02

今注目されている生成り生地とは?生地の特徴や使い方をご紹介。

今日は弊社で人気が高まっている生成り(キナリ)についてお話しします!

生成り生地はどんな素材で出来ていて、どんな使い方をしているのか。
今日は生成り生地を深掘りしていこうと思います!

■そもそも生成りってどんな生地??

生成り生地は、ナチュラルカラーである綿や麻などの天然素材で作られた生地のことを指します。

生成り生地は、染色や加工をしていないため、色合いが淡く、シンプルでナチュラルな雰囲気を持っています。

いわゆる生機(きばた)と言われるような状態ということですね!

※生機は織機で編んだ、染料で染めていない無加工の生地のこと

また、肌触りが良く、吸湿性や通気性に優れているため、夏場には特に快適に着用することができます。

生成り生地は、様々な素材で作られています。

綿の生成り生地は、コットン100%のものや、綿と麻の混紡素材で作られたものがあります。

麻の生成り生地は、リネン素材で作られたものや、麻と綿やポリエステルなどの混紡素材で作られたものがあります。また、ウールやシルクの生成り生地もあります。

生成り生地は、染色やプリント加工をして色をつけたり、刺繍やレースを施したりすることで、様々なデザインの服や雑貨に使われます。

■ECOな生成り生地は色んな業界から注目されている。

また、生成り生地は、ナチュラルな雰囲気やエコ素材として注目されている生地の一つです。

素材や品質に注意し、染色や加工をすることで、様々なデザインの服や雑貨に使われています。

環境にやさしい素材としても注目されており、廃棄物の削減にもつながるため、SDGsの観点からも、今後ますます需要が増えることが期待されます。

■生成り生地を扱う上での注意点とは?

生成り生地を取り扱う際には、素材や品質に注意することが重要です。

まずは生成り生地自体が天然素材であるため、生地によって色合いが変わります。

同じ生地でも微妙に色の風合いが変わります。

また、生成り生地は、柔らかい素材であるため、生地自体が伸びたりすることがあるため、注意が必要です。

それと生成り生地は、白っぽい色合いであるため、汚れが目立ちやすく、取り扱いには注意が必要です。

洗濯の際には、素材に合わせた方法で洗い、日光に当てることで黄ばみが発生することがあるため、注意が必要です。

それと先述にもあるとおり、生成りは無添加の生地です。

なので本染ウコン布のように防虫・防カビの効果はないのでそこも注意点ですね!

■長棟商店で扱っている生成り生地ってどんなものがあるの?

長棟商店では「2003」「2023」「8」「5613」「4240」の5種類の生成り生地を扱っております。

そしてそれぞれで用途が変わります。

用途としては以下の通りです。

「2003」・・・薄手の生成り生地。額縁用黄袋(701)と同じ厚さ。額縁を入れるのに最適。
また、ピンキング加工にも適している。

「2023」・・・やや薄手の生成り生地。601と同等の厚みがある。黄袋やピンキング、屏風や昔の資料保存などに用いられる。
ピンキング加工やストレート加工にも最適。

「8」・・・とても頑丈な生地でいわゆる「帆布」と呼ばれるもの。元は船の帆として使われていた。

とても頑丈な生地で型崩れしにくく、インテリア雑貨作り、帆、テント、スニーカー、

バッグ、テーブルクロス、ランチョンマット、エプロン、スリッパなどにオススメ。

通気性も良いのでキャンプをする時の風よけやターフにも使えます。

また、絵画のキャンバスとしても使用されます。

「5613」・・・生地はとても柔らかく、片面が起毛になっている生地。

起毛部分が額縁のガラス部分に当たるため、より高価な作品を入れるためにチョイスされる。

「4240」・・・本麻の生地。硬めの生地だが「8」よりは少し柔らかめ。

エプロン、バッグ、ランチョンマット、クッションカバー、カーテンなどのインテリア雑貨におすすめ。

一部ではキャンバスとしても使用される。

■実は生成り生地は黄袋の素材としても優秀?!

額縁に入った絵画を入れる場合、黄袋に入れて保管をしますが、

絵や額のデザインによっては黄色の生地が合わないことがあります。

ですが、生成りの場合は絵や額縁のデザインを選びません。

白色の生地なのでどんな絵や額縁でも合います。

なのでモダンな絵画から新進気鋭のアーティストのカラフルな作品など

何でも使用することができます。

■長棟商店では生成り生地で黄袋やピンキング加工も可能です!

長棟商店では生成り生地を使った黄袋の作成やピンキング加工をすることが可能です!

今も顧客様より古美術の保存や、屏風の保管のための袋を生成り生地で作成しております!

シンプルな袋でしたら午前中にご依頼いただければ、当日発送も可能です。

少し時間はかかりますが、保存用の袋に口を括る紐やマチもつけることも可能なので、お気軽にご相談ください!

生成り生地のことでしたら長棟商店におまかせください!

▶︎生成り生地の料金の確認はこちらから

株式会社長棟商店

〔本社〕
〒541-0059
大阪市中央区博労町2丁目2番2号

TEL:06-6261-5541
FAX:06-6261-5542
メールアドレス
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〔八尾営業所〕
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