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2023.02.23

防虫・防菌効果で長持ち!?雛人形の保管に「本染めのウコン布」がおススメな理由とは!

 

3月3日は「ひな祭り」。
各ご家庭ではお子様の為に雛人形を飾られると思います。
シンプルなものだと男雛と女雛の二体だけの「親王飾り」から大きなものだと三人官女、五人囃子、随身、仕丁まで集まった「七段飾り」など、
様々な雛人形がございます。
雛人形にもよりますが人形が増えればその分アイテムも増えるので、片付けが大変に・・。また雛人形は湿気・湿度が原因でカビが生えたりするので
高価な雛人形は特に保管にも注意いないといけません。

今回はそんな手間を一つの本染めウコン布で解決できるというお話を致します。

そもそも「ひな祭り」ってなに??

もともとは藁や紙などで人形を作り、自分の厄を人形に移して、川に流したのが起源とされています。
平安時代に当時のおままごと(ひいな遊び)が流行。そして川に流す人形とひいな遊びが合体し「流しびな」となります。
そこから流しびなが変化し、川に流さずきれいな人形を家に飾り鑑賞するスタイルへ変化していきました。
行事の意味としても医学の進歩に伴い、厄払いの意味が薄れてきたことも要因として挙げられます。


江戸時代初期に雛祭りは「上巳の節句(桃の節句)」と定められました。当時の暦は「和暦」になので、現代の4月上旬に催されていたようです。
そして明治の改暦で現在のグレゴリオ暦への変更に伴い、ひな祭りも3月3日へ変わったそうです。

「雛人形の片付けを早く片付けないと婚期が遅れる」ってよく聞くけど・・・・

所説ありますが、有名な説としては以下の3つが挙げられます。

①教育的意味

「行事が終わっても雛人形を出しっぱなしにしているようなズボラな女の子は嫁の貰い手がなくなりますよ」という教育的意味を込めたジンクスです。
やはり当時は女性が家事をすることが当たり前。こういった片付けも女性のお仕事だったんですね。
今の時代、そんなことを言おうものなら大炎上必至です。時代ですね。

②厄払い説

前述にもある通り、元々は人形に厄や穢れを移す「厄払い」の行事です。
その人形をいつまでも出しておかずに、早く片付けて遠ざけた方がいいと考えました。

③結婚になぞらえた説

雛人形は天皇陛下の結婚式、すなわち「男女の婚礼」の様子も表現しております。
なので「早く飾る(早く嫁にだす)}、「早く片付く(はやく嫁に行く)」と飾る時期も結婚になぞらえていたそうです。
厄だけではなく婚期まで背負わされるなんて、人形には荷が重いですね(笑)

雛人形の片付け方と保管の注意点について


前述通り、年に一回しか登場しないのに重労働を強いられるそんな不憫な雛人形・・・。
せめて仕舞われている時は快適に過ごしてもらいましょう!
ここからは人形の片付け方と保管の注意点についてお話しします。


◎雛人形を片付けるときの5つの注意点

①専用ケースに入れる
購入時や配送されてきたときの段ボールなどに入れて保管されている方がいるそうですが、専用ケースに入れて保管しましょう。
特に段ボールはおすすめできません。なぜなら配送時の段ボールには虫の卵がついているケースもあり人形が被害を受けることがあります。
なので片付ける箱は専用のものを買うことをお勧めします。今はネットでも購入可能なので簡単に手に入りますよ!

②しまう前に雛人形のお手入れをする
雛人形は出すと1カ月間ほど飾ります。その飾っている期間に埃や目に見えない汚れが付着するので、箱にしまう前にお手入れをすることが大切です。
人形から小物を外し、毛はたきなどで埃を取ってあげましょう。この時雛人形には素手で振れると手垢がついて劣化の原因となりますので、必ず手袋を着用してください。

③お人形の顔を保護
「お人形の命」ともいわれるお顔。特に雛人形の場合は婚礼の意味もあるので、ここだけは絶対に傷ものにはできません。
お顔を保護するために「面紙」で保護をしてあげましょう。面紙はお人形をしまう際によく用いられる方法で、お人形の顔に乾燥した紙や布を巻きつけ、固定します。ティッシュペーパーをお人形の顔の長さに合わせて折り、巻きつけてセロテープで固定してください。
こうすることで、カビなどの汚れや落としてしまった時の衝撃などから、お人形のお顔を守れます。



④収納ケースに入れる前に布や袋に包む
カビや破損から人形を保護するため、布や袋に入れて収納ケースに保管しましょう。
買ったときについてなかった場合は不織布などを新たにご用意することをお勧めします。
また雨の日は湿気が多いので避けましょう、晴れている日に収納ケースに入れることをおススメします。

⑤防虫・防カビ対策をする
あとは収納ケースに入れるだけですが、このまま入れると衣装を虫に食べられたり、人形にカビが発生してしまいます。
雛人形の着物の虫食や顔の変色やカビ落としの修理・修繕には3万円~ものによっては15万円することもあるそうです。
もう少し足したら新しい雛人形が買えそうですね。
そんな痛い出費を防ぐためにも人形用の防虫剤や防カビ剤を入れて保管しましょう。
※ただし、防虫剤と防カビ剤を一緒に入れると化学反応で人形が変色する恐れがあるので注意してください。

雛人形の保管をもっと手軽にするには「本染めウコン布」が超おすすめ!

虫やカビ対策を行いたくても、一緒に収納ケースに入れると変色したら本末転倒ですよね・・・。
でも大切な雛人形、ご購入された時もかなり高価だったはず。
そんな大事な雛人形を保管するなら是非「本染めウコン布」をお使い下さい!
「本染めウコン布」とは春ウコンの根からアルコール抽出法で抽出した高濃度のウコンの染液に、精錬された生地を時間をかけて浸して染色し、
ウコン本来の鮮やかな黄色を出すため、鉄分を含まない軟水で水洗しております。
1回の染色で十分な防虫・防菌効果が得られます。
アルカリ性物に合成すると赤褐色に変わり、日光や光に当てると白色化しますが効果は変わりません。 
・人形の包み方はここで確認


※ここで注意※ 「本染めウコン布」と「ウコン布」は全く別モノ!
昨今では「ウコン布」や「ウコン生地」といったものがネットで手軽にしかも安価で購入することができますが、要注意!
こういったものは化学染料で染めているものが多いため、本染めウコン布のような防虫・防菌効果は期待できません。
本来は春ウコンに含まれる精油成分が入って初めて防虫・防菌効果が得られます。
ですが化学染料の場合は「ウコンっぽい色で染めた」だけで本染めウコン布とは全く違う生地になります。
ネットなど通販ではその辺が混在しているので、ご購入にはご注意下さい。

■最後に
大阪の船場で商売をさせて頂いて70年以上経つ長棟商店では、きちんと春ウコンで染め上げた「本染めウコン布」を販売しております!
弊社の本染めウコン布は京都の熟練した職人が染め上げた布を扱っており、
全国から美術品や芸術品、伝統工芸品などを保存・保管するためにご購入いただいております。

博物館や美術館、法人様はもちろん、個人様にも販売しており、1枚でも1万枚でもオーダー可能です!
またお客様のご要望に沿って、裁断・縫製も致しておりますので何なりとご相談下さいませ!

2023.02.03

黒川和江 御所人形 60年の軌跡

黒川和江 御所人形六十年の軌跡

 

御所人形作家として工芸会に於いて長年活躍された

黒川和江先生の作品展覧会が開催されています。

弊社のお客様で日本工芸会正会員の井上楊彩先生よりご案内をいただきました。

井上先生とはいつも懇意にさせていただいております。

井上楊彩先先生プロフィールはこちら



弊社より展覧会開催のお祝い花を贈らせていただきました。




作品展示館内の傍らのこんなに素敵なところに置いていただいています。



ありがたいです!

黒川先生は昨年2022年10月に惜しまれつつ永眠されました。

今回その作家人生60年を
「黒川和江 御所人形 60年の軌跡」と題し開催されています。


「黒川和江 御所人形 60年の軌跡」

会 期:2023年2月3日(金)~26日(日) 10時~18時

会 場:なら工藝館 1階常設展示室
入場料:無料
主 催:「黒川和江 御所人形 60年の軌跡」実行委員会

    一般財団法人奈良市総合財団 なら工藝館

協賛協力:有料老人ホーム エバーライフ天理・一般社団法人さくらサポート
後 援:奈良新聞社・奈良県・奈良市


詳しくはこちらをご確認ください。

なら工藝館 黒川和江 御所人形 60年の軌跡特設サイト

あらためて黒川先生のご冥福を、そして、本展覧会におかれましては多数ご高覧いただけますことをお祈りいたします。


2022.10.16

2022 大阪工芸協会会員展

あべのハルカスで、大阪工芸展です。

山口啓子さんと、久々会えました。

山口さんは、工芸会の副会長を長年されてます。

織物技術では、中々なもんです、

弊社長棟商店は

一般社団法人大阪工芸会協賛会員です。

一般社団法人大阪工芸会HP

『2022 大阪工芸協会会員展』

近鉄百貨店にて開催

【タワー館11階〈美術画廊・アートギャラリー〉】

10月12日(水) → 18日(火)

※最終日は午後4時で閉場。

以下近鉄本店HPより抜粋

1924年に発足し、現在は人間国宝から新進作家まで、約130名の会員を擁する一般社団法人 大阪工芸協会。本展では美術画廊、アートギャラリーの2会場において、陶芸、木工芸、漆芸、金工、人形など、所属会員の中から選ばれた作家の作品を一堂に展覧いたします。

ぜひこの機会にご高覧いただきますようご案内申しあげます。

2022.10.14

藤嵜 一正 木漆工藝展にうかがいました。

 大阪タカシマヤ

6階美術画廊にて開催中の

藤嵜 一正先生の 木漆工藝展にうかがいました。


藤嵜先生は、

大阪府木工芸無形文化財保持者として初めて認定された方です!

そして平成21年(2009)には、第56階日本伝統工芸展で、高松宮記念賞を受賞されています。

もちろん日本工芸会の正会員として後進の指導にもご尽力されておられます!


お祝い花の前で記念撮影をしていただき、

楽しいお話をうかがいました。

ありがとうございました!




藤嵜 一正 木漆工藝展
大阪高島屋開催スケジュール

22/10/12(水)~22/10/17(月)

10/14(金)10:00〜20:00

10/15(土)10:00〜20:00

10/16(日)10:00〜20:00

10/17(月)10:00〜20:00



藤嵜 一正先生オフィシャルHP

日本工芸会 HP

2022.10.08

緑ヶ丘美術館に行ってまいりました!

 奈良県生駒市の


緑ヶ丘美術館に行ってまいりました!

緑ヶ丘美術館開館5周年記念店を催されており、

本館では

染付 本多亜弥


そして別館では

山本哲先生の漆芸展



どちらも拝見してきました。



本多亜弥さんが在館されており、

写真ご一緒させていただきました!



以下特設HPより抜粋


染付 本多亜弥

やわらかく、瑞々しく。新たな藍の世界が花開く。

透き通るような⽩磁に、花弁がやわらかく浮かび上がる。彫りの陰影と表情豊かな藍のグラデーションが麗しく調和する。藍色と灰⾊、そして緑、それだけで植物の鮮やかな⾊彩まで感じさせる。⽣まれ故郷である奈良の地で、陶芸家・本多亜弥はモダンなデザインに加えて技法や⾊の開発に挑み、「染付」の美しい藍の世界に、独⾃の新しい⾵を吹き込んできた。
陶陶(ようよう)とは「和らぎ、楽しむ」。その⾔葉通り、本多は「染付」の伝統と未来を颯爽と牽引していく作家なのだろう。
伝統⼯芸の魅⼒を多くの⽅々に伝え未来へ継承する、緑ヶ丘美術館開館5周年の節⽬にお届けする展覧会。ぜひご高覧ください。




緑ヶ丘美術館開館5周年記念店

染付 本多亜弥

2022年9月18日(日)〜12月25日(日)まで


特設サイト

http://mam-museum.com/event/ayahonda/

株式会社長棟商店

〔本社〕
〒541-0059
大阪市中央区博労町2丁目2番2号

TEL:06-6261-5541
FAX:06-6261-5542
メールアドレス
info@nagamune-shoten.com


〔八尾営業所〕
〒581-0883
八尾市恩智中町1丁目24番地

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